スーホの日記

これからの人生のために!

映画

映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

職場の同僚に恥ずかしがり屋さんがいて、「人前に出たくない」と言うので私が人前に出る仕事をすることが多くなりました。発表したり、講座を受け持ったり。仕事で人前に出て何か話すためには準備が必要だし、話し終わってからも、あれで本当によかったのか…

映画『ハッピーフライト』

テレビで放映されていた映画を録画して鑑賞。 前に見たことあるなぁ・・・と思いながらも楽しく最後まで見ました。2008年公開の映画なので最近の映画ではないけれど、新たな発見がありました。それは「腹をくくる」ってすごいってこと! 旅客機がお客さんを…

映画『我等の生涯の最良の年』

3時間近い長編で1946年に製作された古いアメリカの映画。 飽きずに見ることができるから、傑作なんだと思います。 監督は、ウィリアム・ワイラー。アカデミー賞受賞作品。 第2次世界大戦が終結し、アメリカに戻ってきた3人の復員兵が主人公。同じ輸送…

映画『天地明察』

岡田准一と宮崎あおいが共演している映画。 そのことが気になって、見てみました。 お似合いの二人が、なかなか結ばれない展開。二人がお互いを信じて待つという穏やかでゆったりとした時間の流れと、北極星の動きを追って暦の謎に迫ってゆく主人公(安井算…

映画『ウォーナーの謎のリスト』

映画の題名からすると謎なのは「リスト」のはずですが、謎のリストを作成したと言われているウォーナーも謎めいた人物でした。 日本史の知識のない私からすると、本当にわからないことだらけで、見る前よりも謎が深まってしまうという、謎のドキュメンタリー…

映画『香川1区』

前作(『なぜ君は総理大臣になれないのか』)に続いて、今回の映画も鑑賞しました。 主役は同じ衆議院議員の小川淳也さんなんだけど、今作は前作とはちょっと異なる視点で描かれていました。前作は、あくまでも小川淳也さん個人を追ったドキュメンタリーだっ…

映画『<主婦>の学校』

アイスランドにある男女共学の主婦の学校の1年を追ったドキュメンタリー。 映画というよりテレビのドキュメンタリー番組を見ているような78分間でした。 撮影期間中は男性の生徒はおらず、20代の若い女性達が寮で生活しながら裁縫や料理やテーブルセッ…

映画『ボストン市庁舎』

フレデリック・ワイズマン監督の超長編映画を見に行きました。 入場券を購入するときに保険証を見せたら『市役所割』で当日2800円のところ、2200円で鑑賞できました。市役所や県庁で働いている人は『市役所割』が利用できます。 今回の『ボストン市庁舎』は…

映画『スイング★ステート』

ただ大笑いしたくて見に行ったのですが、見終わった後は、シリアスな気持になりました。 アメリカの田舎の町長選挙に民主党の選挙参謀ゲイリーが関わり、対する現職市長側に共和党のやり手女性選挙参謀がつくことで、「仁義なき代理戦争」が勃発。 ニューヨ…

映画『ミス・マルクス』

資本論の著者カール・マルクスの娘、エリノア・マルクスの半生を描いた作品。 エリノア・マルクスのこともカール・マルクスのことも、どういう人だったのか知識がないままに鑑賞したので、映画を見て驚きました。 カール・マルクスは自宅で働いていた女性に…

映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』

選挙も近く行われるとのことで、今回は国会議員が登場する映画をご紹介。 主人公は、衆議院議員小川淳也さん。 民主党から希望の党へ、比例復活当選後に無所属となり、現在は立憲民主党に所属。30代で政治家を志してから紆余曲折。いろいろあった彼の日常生…

映画『ドライブ・マイ・カー』

何年か前にこの映画の原作になってる本(村上春樹短編小説集『女のいない男たち』)を読みました。短編集の中でも特に印象に残ってる作品だったので、映画化されたと知り、喜んで見に行きました。小説の詳細は忘れてしまったけど、あらすじはなんとなく覚え…

映画『ファーザー』

アンソニー・ホプキンスが演じる81歳のアンソニーの動作が84歳の私の父と酷似していて、驚きました。 だから最初は父を心配する娘のアンになったつもりで映画を見ていました。 わがままで頑固な父。そんな父に根気よく付き合う娘という構図も私の親子関…

映画『サンドラの小さな家』

longride.jp パンフレットに記載されている通り、イギリスのケン・ローチ監督の作品を彷彿とさせる映画でした。主演している新生クレア・ダンが企画・脚本もこなしているとのこと。 この映画を見て強く感じたのは自分の発する言葉に責任を持っているか否かが…

映画『アンモナイトの目覚め』

いつも行っている小さな映画館。普段より男性が多い。 一人組の中高年の男性の姿が目立つ。 ケイト・ウィンスレットの人気のせいだろうか。 海辺の町で化石の発掘を続けながら小さな店で石を売っている古生物学者メアリー(ケイト・ウィンスレット)と都会で…

映画『秘密への招待状』

映画でも小説でもテレビドラマでも、物語って新しい考え方を伝えてくれるものです。 だから物語を作る人って、今の現実の延長ではなく、それを飛び越えたところでの解決策を見つけてくる力を持っている。想像で世界を拡げる役割を与えられている人たちなのか…

映画『どん底作家の人生に幸あれ』

どん底作家の人生に幸あれ! [DVD] 発売日: 2021/07/02 メディア: DVD 高校時代にこの映画の原作 ディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』を読みました。長編小説を読み切ったという達成感は覚えているけど、中身はまったく忘れてしまっているので、こ…

映画『プリズン・サークル』

この映画は、官民共同の新しい刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」で行われている「TC(Therapeutic Community=回復共同体」というプログラムの様子を刑務所内にカメラが入って密着取材した記録です。 すごい映画でした。 観ているだけで、私もセラピ…

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』

朝一番の映画を観るために仕事が休みの平日の9時頃、映画館に向かいました。その時間帯の道路は幼稚園に子どもを送り届けた若いお母さん達が、頑丈なママチャリで行き交っていました。子どもは乗せてないので、みんな結構なスピード。前だけ向いて必死に自転…

映画『パラサイト 半地下の家族』

話題の映画を連休中に観てきました。 www.parasite-mv.jp 最近観た『家族を想うとき』と同様、格差社会がテーマ。 イギリス映画の『家族を想うとき』がマイホーム建設のために自分の力でギリギリの状況になるまで懸命に働く夫婦と子ども達の姿を描いていたの…

映画『家族を想うとき』

longride.jp 恐ろしくて、見ていられないシーンが何度かあって、私にとっては、ホラー映画のようでした。 主人公の家族は、停学になったり、怪我したり、トラブルの連続。 少しのあせり、少しのイライラ、小さなミス、ちょっとした反抗心が家族の歯車を狂わ…

映画『だれもが愛しいチャンピオン』

人と人、本当の意味でわかり合うのは難しい。 家の外では、本気で人とぶつかり合うことはあまりなく、お互いに気をつかい合うのが普通。だからこそ穏やかに生活できる反面、相手がどんな人かを本当の意味で知る必要はなく、自分の解釈で相手を判断してしまう…

映画『ニューヨーク公共図書館~エクス・リブリス』

9月に吉祥寺のUPLINK(アップリンク)で映画『ニューヨーク公共図書館』を見てきました。 上映時間3時間25分の長編ドキュメンタリー映画。間に10分間の休憩時間があります。 監督はフレデリック・ワイズマン。 ちょうどお昼を挟んでの上映だったので、近くの…

映画 『否定と肯定』

ナチスによる大量虐殺は行われなかったと主張する 「ホロコースト否定論者」 イギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィングが自分のことを著書で侮辱したとしてユダヤ人の女性歴史学者デボラ・E・リップシュタットを名誉棄損で訴える。 訴えをおこしたイギリ…

映画 『はじめてのおもてなし』

おもしろかった! 笑った! 誰かに勧めたくなる映画です! 子ども二人 (長男は多忙な弁護士、長女は自分探し中で何度目かの大学生) は独立し、夫婦二人で大きな家に暮らしている主婦アンゲリカが主人公。夫は医者で、エコや健康に気配りする裕福なドイツ人…

パターソン効果?

紅葉が美しかったので、近くの小さな山に一人で散策に行ってきました。 10時少し前に出発。道をどんどん上がっていって山道に入る分岐の所で両手にストックを持ったおばあちゃんに声を掛けられました。 「今日は車が多いねぇ」 「そうですか? 毎日登られて…

映画 『パターソン』

日常。 なんだけど詩的。 詩は日常から生まれる。 パターソンはバスの運転手。 いつも普通のノートを持ち歩いていて、始業前、昼休み、始業後に詩を書き留めている。 妻がいて犬がいて近くにバーがあってよく散歩する。 詩を書いているパターソンは、ときど…

映画 『わたしは、ダニエル・ブレイク』

2017年3月20日のブログにイギリス人はためらいなく生活保護を申請すると井形慶子さんの『なぜイギリス人は貯蓄500万円で幸せに暮らせるのか?』 に書かれていたと紹介しました。 そのイギリスとは違うイギリスの姿が描かれている映画でした。 両方とも本当な…

映画『ショコラ~君がいて、僕がいる』

人種差別、才能、嫉妬、金、博打、劣等感、栄光と挫折、恋、愚かさ などなど、一本の映画にこれだけのものが詰まっているってなかなかない。 人に笑ってもらうことと自分が笑われることは違うけど、 人に笑ってもらうということは自分を晒すことなんだね。 …

映画『人生フルーツ』

後半、しゅういちさんのお孫さんへの深い愛情を感じたところ位から、涙がホロホロ落ちてきて、自分の心の中のヨコシマなものがその涙と一緒に身体の外へ流れ出たんじゃないかと思うほど、見終わってスッキリ、ホッコリする映画でした。 人は、自分の子どもや…