映画『パラサイト 半地下の家族』
話題の映画を連休中に観てきました。
イギリス映画の『家族を想うとき』がマイホーム建設のために自分の力でギリギリの状況になるまで懸命に働く夫婦と子ども達の姿を描いていたのとは対照的に『パラサイト』では、出口のないあきらめムードが漂う家族の姿が描かれています。
長男がふとしたきっかけで高収入を得る勤め口を見つけ、金持ちの家庭に家族で入り込み、嘘がばれないように工作するうちに事件が起こる・・・という内容。
自力では、窮乏状態から抜け出せない絶望感を『パラサイト』から感じました。
韓国ドラマが描いてきた、‘玉の輿’ とか ‘立身出世’ の物語は、現実から目をそらす小道具に過ぎなかったのではないか、と勘ぐってしまうほど、韓国社会が抱える困難と閉塞感を感じました。
格差があっても、楽しく、心豊かにイキイキと暮らすことはできないものかなぁ。
振り返って自分。
そこそこの暮らしから、そこそこの幸せを見つけて生きていかないとねって思う。