スーホの日記

これからの人生のために!

映画『秘密への招待状』

映画でも小説でもテレビドラマでも、物語って新しい考え方を伝えてくれるものです。

だから物語を作る人って、今の現実の延長ではなく、それを飛び越えたところでの解決策を見つけてくる力を持っている。想像で世界を拡げる役割を与えられている人たちなのかもしれません。みんなと同じで安心したり、知識や体験から解決策を探ろうとする私とは、考え方が大きく違うんだろうな。

 

映画『秘密への招待状』は、つらいことの先の新しい未来を自分の思考で創造する過程を描いた作品で、そのつらいことの解決方法が私が考える今までの常識を越えるものだったので、そこがすごいな、と思いました。

 

海外の孤児院で献身的に働く女性と資金難の孤児院に援助を申し出たニューヨークの実業家の女性二人が主人公。援助の条件がニューヨークに会いに行くことと言われ、仕方なくニューヨークに行くと、実業家の女性の娘(夫の連れ子)が実は昔手放した実子だとわかることから、ドラマが始まります。事実を知って反発するけど、援助の提案には隠された事情があって・・・という展開。

 

ジュリアン・ムーアが演じる実業家の女性がリッチで仕事ができてすごく格好いい。一代で広告会社を大きくしたやり手な女性なだけでなく、娘と自分で生んだ双子の男の子に愛情を注ぐ素敵なお母さんでもあるの。

ビジネスで成功する人って、現実的で感情に流されず、先のことを考えて、いいアイディアがあればすぐに実行に移してゆく、そういう姿勢が身についた人なんだなと思いました。

ドライに見えるけど、周りの人に対して彼女なりの愛を注いでいることが、あとからわかってきて、愛っていろいろな形があるんだなぁとか、いろいろなことに気付くことができる映画です。

 

自分の抱いている固定観念を少し壊してくれて、新しい素敵な未来の描き方を教えてくれた映画です。

 

物語を自分で作るのが得意ではない人は、誰かの作った物語を見たり、聞いたり、読んだりして、自分の世界を拡げていくのがいいかもしれません。

私は自分で物語を作れないってわかったから、これからは、読んだり、聞いたり、見たりして、いろいろな物語を体験していこうと思います。