スーホの日記

これからの人生のために!

映画『香川1区』

前作(『なぜ君は総理大臣になれないのか』)に続いて、今回の映画も鑑賞しました。

 

主役は同じ衆議院議員小川淳也さんなんだけど、今作は前作とはちょっと異なる視点で描かれていました。前作は、あくまでも小川淳也さん個人を追ったドキュメンタリーだったけど、今作はライバルである平井卓也氏との対比が目立つ内容でした。

 

対照的な2陣営の選挙活動の様子が描かれていて、156分という長編ドキュメンタリーでしたが、長さを感じずに最後までしっかりと楽しく見届けることができました。

 

昭和のお父さんと平成のお父さんの戦い!

 

というのが映画を見終わった率直な感想です。

 

小川淳也さんの選挙事務所にはさまざまな人が集い、なんとなくカラフル。奥さんや娘さんと一緒に、それ以外のメンバーともコミュニケーションをとりながら、みんなで一丸となって選挙に向かう様子がとっても自然。普段の小川淳也さんそのままが映し出されているように見えました。

 

それと対する平井卓也氏の選挙には、黒っぽいスーツ姿の男性が多数。蛍光色のジャンパーを着込んだ運動員の人もいるけど、みんな決められた服装で参加しているので、カラフルな色には見えるけど、全体から見るとみんないかにも動員っぽい感じが否めません。選挙活動には家族の姿はなく、どこかからの指示で動く人達が指示通りに行動しているようで、脱線はないけど驚きもなく、淡々と仕事をこなすプロの集まりという感じに見えました。

 

多分これが日本における普通の選挙活動なんだと思います。

 

選挙活動としてどちらがいいのか、私にはわからないけど、映画になって観客として見ると、断然小川淳也さんの選挙事務所の方が楽しそう。関わりたいなと思うのは、やっぱり小川淳也さんの方ではないでしょうか。

 

今回の映画の中では、彼の政策とか政治に対する考え方とかはあまり語られなかったけど、小川淳也さんの人を巻き込むパワーはすごいなと、前回に続きその点に感嘆しました。それって、政治家にとって、ものすごく大事なことだと私は思います。

 

自分の信念のもと、自ら進んで行動して、人を巻き込んで、世の中を動かすパワーを小川淳也さんから改めて感じました。

 

何か信念があるなら、とりあえずできることからやってみてもいいんじゃないかなってこの映画を見て思いました。自分がちょっと行動することで新しいつながりができて、物事が動いていく。それが政治の原点なのかもしれません。だから、政治ってそんなに遠い世界の話ではないんだなってことがわかりました。

 

岸田首相も『聞く力』を前面に出しているので、自民党の議員さんもコミュニケーションが大事だということは、わかっているはず。昭和の親父的な「俺についてこい」型から平成のパパ的な「話し合ってみよう」型へ親も(もちろん母親も)議員さんも変わっていかないと時代遅れになっちゃうんだなぁと改めて思いました。

 

時代は変化している!

 

そのことを映画を見る私達にはっきりと突きつけたのがこの映画だと思いました。

 

前作(『なぜ君は総理大臣になれないのか』)を見ていないと言っていた平井卓也さんも是非この映画を見て、変わらなきゃいけない部分もあるんじゃないかなってに気付いてほしいなと思います。と同時に、私自身も時代に合わせて変わらなきゃいけないんだってことを肝に銘じていきたいなと思います。

 

そして大事なのは行動すること。

どんなことでもいいので、やってみよう。そうすれば新しい世界が開かれるはず。

 

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