スーホの日記

これからの人生のために!

ケチだけど、ケチケチしない

子ども達が大学を卒業して、施設に入居していた義母も亡くなり、今やっと、少しだけ、家計に余裕が出てきました。

 

ちょっとだけでもお金の苦労が減ると、心にもゆとりが生まれます。

心にゆとりが生まれると、なぜか今までの自分を振り返ってしまうから不思議。

そして私ってケチだなぁって実感してます。

 

思い返してみるとお金を使うのを惜しんだことが何回もあって、その記憶が今、私を苦しめています。ケチケチしたことを思い出す度にわぁぁーーって頭を抱えてしまいます。情けなくて。恥ずかしくて。

 

具体的に言うと、たとえば

遠い親戚に渡す香典の中身をギリギリ最小限に抑えたこととか

遠くから遊びに来てくれた友人のご飯代を割り勘にしたこととか

2泊も泊めてもらったのに、たいしたお礼をしなかったこととか

 

大したことではないかもしれないけれど、そんな小さなことが不意に思い出され、思い出す度に後悔の念に襲われています。

なぜか思い出すのは、人との付き合いが絡むお金のことばかり。

 

ケチなんだよ私は。

 

多分これからも出費の際は、その都度いくら出すか迷うんだろうね。

ケチと認めて楽になりたい。

 

人との付き合いのお金って正解がないから難しいです。

ケチと思われたくないから多く出すのも違う気がするし、

かと言って、ケチなのにケチと思われたくない自分もいるし、

心の中でいつも葛藤する自分に自己嫌悪。

 

思い切って奮発したこともあったと思うけど、そのときのことは覚えてないので思い出すこともなく、ちょっとしか出さずにくよくよしていることだけ思い出すのはなぜでしょう?

 

お金がふんだんにあればこういうことで悩まないのかな?

 

ケチだと自覚して、ケチケチせずに生きていきたいです。

 

そのためにはどうすればいいのかな?

無駄だと思うことにお金を使うことが大事かな?

目先の損得を考えないように生きることかな?

リッチになることが一番の解決法かな?

 

私にとっては難しいテーマだけど、いろいろトライしてみたいと思います。

銀行のATM

平日休みの午前10時頃に近くの銀行のATMにお金を下ろしに行きました。

 

そうしたら、ATMの前に人が並んでいました。5人くらい。

 

そんなの普通じゃない?

5人って少ない方なんじゃない?

 

と都市部に住んでいる人は思うかもしれません。が

 

私の住んでいる所では、平日の午前中にATMに5人も人が並ぶことは、今まであんまりありませんでした。コロナ渦になってからは、並ぶこと自体が以前より少なくなった気がしていたのに・・・

 

何が起こったの?

 

と思ってATMを見ると、ATMが2台しかない。

前は4台置かれていたのに・・・

撤去されたATMのスペースには観葉植物が置かれています。

そういうことか・・・

 

そういえば新聞にこの銀行の決算の記事があって、2022年3月期の決算では、前期比4倍の純利益が計上されるとのこと。資金利益が増加する一方で経費や与信費用が減少したそうです。ATMの撤去も経費減少の一要因なのかしら?

 

ATMが行列している横にある対面カウンターの待合室には、人がいませんでした。次なる目標は人材の活用かな?

 

東京に行くと地下鉄の駅構内でよく見かける銀行のATM。

すごく便利そうだけど、維持コストはすごくかかっているのかも。

今後、銀行の利益と引き換えにいろいろな場所からATMがなくなってゆくかもしれません。

 

振込手数料や両替手数料や硬貨の預払料金(ゆうちょ銀行)の利用者負担が徐々に大きくなっている昨今。私達も銀行の利用方法を変えていかないといけないのかもしれません。

 

マイナス金利でも利益を捻出してきた銀行。

まだまだ経費削減の余地が銀行にはありそうです。

金利が上昇しそうなので、銀行の株を買おうかな?

だけど、経費削減で利益を上げている銀行の将来には、未来があるかな?

 

銀行が蓄えたお金を何に使うかに注目ですね。

カーリング~日本チームの笑顔

北京オリンピックも中盤。

毎日熱戦をテレビで鑑賞して、感動しております。

 

ROCとのカーリングの試合は、接戦でした(結果は5点差で勝利)。

 

途中、失敗して後攻なのに相手に点を献上したり、いろいろあったけど、ミスを引きずらないのがこのチームの素晴らしいところ。

 

ミスしたらプレイの反省をして、切り替えて、笑顔で次の一投へつなぐ。

チームメイト皆に笑顔。

ミスが続いてもへこたれない強さがメンバーみんなにあります。

 

この対応方法は、人生の教訓になるのでは?

 

人生だって失敗の連続。

それに、何が正解かわからないのが人生。

一つミスして落ち込んでたら、次の挑戦ができなくなる。

ミスで得た経験を次につなげて、再挑戦を繰り返すことが、本当の人生勝者への道。

 

何かあったときに、一緒に笑って側にいてくれる人がいたら、最高なんだけど、

そんな人がいなくても、

失敗したらちょっとだけ反省して、自分一人で笑っちゃえ!

 

人生はカーリングみたいに次の一投がすぐ次に待ってる訳じゃないけど、自分で次の一投を作ってチャレンジを続けましょう。

 

失敗は当たり前。失敗したら立ち上がり、笑顔で挑戦を続けよう。

スマホで自撮り

先月、消費生活アドバイザーの資格更新手続きのために、証明写真をスマホで自撮り。

 

しみもシワもはっきりとに写しだされた、自分の顔を見て愕然としました。

 

毎日鏡で見ている顔とは違って、断然老けて見える。

 

特に目の周りには、しわがたくさん刻まれていました。

 

あわてて、ドラッグストアでクリームを購入。

 

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今までしていなかった夜のお肌のお手入れを開始(と言っても、化粧水パンパンして、クリームを塗るだけ)。なんとかなるかな?

 

それから、口元もなんとなく歪んでる。

歯を見せずに結んだ口が斜めになってた。

マスクのおかげで気がつかなかったけど、顔がちょっと曲がって見えました。

 

自撮りの写真を見た瞬間にいろいろなことに気がつきました。

 

自分のことを冷静に受け止めるって難しいですね。

外側ならこんな風に写真を見れば、嫌でもわかるけど、中身の衰えについては、眼で見ることができないから、よくわからない。勘違いして、独りよがりな言動で周囲の誰かにあきれられてたこともあったかもしれないなぁ・・・

 

時々は、自分のことを振り返って、眺めてみることも大事かもしれません。

トマト

こだわり野菜の店でミディトマトを6個買ったら、640円だった。

値段を聞いてびっくりしたけど、PayPayで支払いました。

 

「やっぱりやめます」が言えなかった。

 

2月にトマトを買うから?

値段を見ずに買うから?

 

サラダオイルとかマヨネーズの値上げに右往左往している私。

野菜もこんなに高いとは!

油断禁物。

 

最近なんでも高く感じるので、購買意欲が減少気味です。

 

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橋本努『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』

 

 

 

 

巻末に参考文献がたくさん掲載されている学術書的な本ですが、ミニマリストの方々や、ていねいな暮らしをしているブロガーさんがたくさん紹介されていて、ミニマリズムという視点から今の消費ムーブメントが整理され、かつ論じられているという面白い本でした。

 

どう生きるか、どう生活するか、私達の個々の取り組みが実は資本主義と大きく関わっていること、古くは禅の思想にミニマリズムの源流があるんだよ~なんてことが書かれていて興味深い内容でした。

 

経済学とか資本主義のことはよくわかりませんが、節約して貯めたお金をどう使うかによって「資本の支配」を許す方向か、「資本の支配」をもたらさない方向か、どちらかに分かれていくんだよ~という結論部分に驚きを感じました。

 

脱資本主義の精神は、ウェーバーのいう資本主義の精神に対して、両義的な態度をとるように思われる。脱資本主義の精神も、ミニマリズムの生活を理想とする点では、実践の次元で両立する。しかし「脱」資本主義の精神は、稼いだお金が資本家の支配力を高めないように、たんに銀行に預けるのではなく、弱者の救済のために活用するとか、子や孫世代の人々の人的資本形成のために活用するなど、何らかの考えを示すであろう。これに対して資本主義の精神は、自らの資本形成に資するような仕方で貯蓄するであろう。(『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』P.327)

 

節約してもしなくても、大事なのは使い方なのですね。

 

勉強になりました。

将来への不安から貯めることばかり考えていたけど、貯めるだけでは何かが欠けてしまう。どう貯めるか、どう使うかということも大切だし、貯めたお金がどう使われるかという視点を持つことも大切なのかもしれないですね。

 

参考文献には面白そうな本が列挙してあるので、これから少しずつ読んでみるつもり。

 

橋本努さんの他の本も面白そうです!

 

 

 

夫にからまない

これからの私の大きなテーマがこれ。

 

夫にからまない

 

振り返ると、からんでばかりでした。

いつも、わたしがからむことからケンカが始まってる。

同じことの繰り返しから、そろそろ脱却したいです。

 

この前もボーナスの使い道で衝突。

「ボーナスは全て俺のもの(毎月の生活費は夫の給料でまかなっているので)」

と言うので

「たまには私、プレゼントとかもらいたいんだよね~」

と返してみたら、みるみる夫の機嫌が悪くなる。

「だってさ、家事はほとんど私がしてるし、毎朝お弁当だって作ってるんだから、たまには労ってほしいよ~」

と私が続けると、

「自分がもらってるお給料で労えばいいじゃん」

「まあそうだけどさぁ。たまには感謝の言葉とか、ちょっとしたプレゼントがあれば気持ちが違ってくるんだけどねぇ」

「この前ケーキセットおごったじゃん」

「そうだけど・・・ありがとう。だけど・・・お金何に使うの?」

「実家の修理代」

「実家の修理代?空き家なのに?」

「悪い?」

「悪くないけど」

「俺の実家のことだからあなたに関係ないでしょ。実家のこと悪く言うのやめて」

「・・・・・」

 

まぁ、こんな感じ。

実家とか義母とか義父とかがいつも優先で、私や子ども達のことは後回し。

夫はそんなことはないといつも反論したけど、私にはそう思える結婚生活。

だから夫にからんだり、愚痴こぼしたりしてきたけど、いつも逆効果。

私のことをもう少し夫に考えてもらいたかっただけなんだけどね、きっと。

 

「私のことをもう少し考えて欲しかっただけだよ」

と言ってみても

「君はいつも同じ思考回路。そろそろ俺の実家を目の敵にするのやめたら?」

と返されると、それ以上言い返せなくて泣きそうになる。

 

そろそろ不毛な戦いに終止符を打たなければなりません。

 

だから

 

夫にからまない

 

どうしたら、からまずにいられるかわからないけど、

からまずに夫とコミュニケーションがとれるかどうかわからないけど、

とりあえず挑戦。

 

今の私には、からまないってことは離れるってことと同義。

離れるってどういうことなのか。

どうやったら離れられるのか。

いろいろやってみます。

 

久しぶりに『日経ウーマン』を購入

別冊付録「1000万円貯まるお金の習慣」に惹かれて『日経ウーマン2月号(2022)』を購入しました。

 

この雑誌を買うのは何年ぶりだろう?

若いOL向きというイメージがあるので、非正規雇用の50代には向かない雑誌だと思って手に取る事はあっても、買って読むことは久しくありませんでした。

 

久しぶりに購入して、読んでみて、やっぱり、私向きの雑誌ではないことに気がつきました。

 

これから老後を迎える私。子ども二人が県外の私立大学に進学して昨年二人目も卒業。今の貯金は400万円くらい。これから貯めなきゃと思っている57歳です。日経ウーマンの別冊付録に登場する貯めている人の貯めてる額に衝撃を受けました。正直言ってショックでした。

 

手取り年収220万円で貯蓄額2200万円(世帯額分)の20代女性。

手取り年収370万円で貯蓄投資総額1500万円の46歳の女性。

手取り年収460万円で貯蓄投資総額3050万円の28歳公務員。

 

などなど

この別冊に登場する女性はみんな堅実で、若いのにたくさんの資産を持っていて、うらやましいかぎりです。

これらの数字に私はショックを受けたけど、当たり前のように雑誌に掲載されているので、これらの貯蓄額って一般的なのかな?

 

一方の私。年収が増える見込みはないし、夫の定年が近づいてるし、これからどうしたらいいのか・・・。雑誌を読んでヒントをもらうつもりが、出遅れている自分に改めて気付く形になり、打ちのめされています。

 

雑誌に登場するみなさんは、無駄なものは買わないし、無駄なことはしないし、しっかりしていて、頭が下がります。こういう人達が私と同じくらいの年になったらどれくらいの資産を持つことになるんだろう?きっと1億円以上は貯まっているよね。1億円の貯金がある人って、堅実な暮らしをしているから目立たないだけで、実は身近にもたくさんいるかもしれないって再認識。お金のことで夫婦げんかを重ねてきた私から見ると、お金があって、心にゆとりがあるだろう若い共働き世帯のみなさんが眩しく輝いて見えます。

 

うらやましいと思うこの気持ちをパワーに変えて、私もすこしずつ資産を増やそう。

若い人達に教えてもらう姿勢が大事。

挑戦する気持ちを忘れずにいろいろやってみたいと思います。

50代には50代のやり方がきっとあるんだと思います。

 

貯蓄額について調べてみると2020年度の家計調査の結果が参考になりました。

 

1世帯(二人以上の世帯)当たり貯蓄現在高は 1791 万円で,前年に比べ 2.1%増加し,2年連続の増加。貯蓄保有世帯の中央値は 1061 万円。 

(総務省『家計調査報告(貯蓄・負債編)』2020年(令和2年)平均結果)

 

年齢階級別の詳細はこちら↓

  世帯主の年齢階級別貯蓄(二人以上の世帯)-2020年-

     平均        1791万円

     40歳未満      708万円

     40~49歳    1081万円

     50~59歳    1703万円

     60~69歳    2384万円

     70歳以上     2259万円

 

やっぱり、平均額と比較しても我が家の貯金は少ないみたい。

金銭感覚の異なる夫にイライラせずに貯金額を増やしたい。

それが私のささやかな希望。

 

 

 

 

 

 

2級ファイナンシャル・プランニング試験その3

令和4年の1月23日はFP2級の試験日でした。

今回は明らかに準備不足で、受かる気は全然なかったのですが、試験に申し込んでいたので受験してきました。昨年の5月の試験で実技試験に合格しているので、今回も実技試験は免除され、学科試験のみの受験です。

 

結果は 不合格 

 

得点は 26点  (合格ラインは33点/60点)。

 

前回はあと3点で合格だったのに、今回はそれより後退・・・

 

でもなんだか楽しかったです。

試験を受けながら楽しさを感じたのは今回が初めて。

最初から合格は難しいと思ってたから気軽な気持ちで受験できたからかもしれませんが、問題を読みながら、こんなこと聞いてくるんだ~とかこういう風に細かいところを突いてくるのね~なんて問題と対話しながらFP試験の奥深さを体験できました。

 

知らないこともいくつか出題されていて、回を追うごとにFP2級の試験の難易度が上がっているのではないかなぁ?と感じました。

債券のデュレーションなんて初めて聞いた!

独学で合格を目指すのは無理かもしれません。

 

実技試験合格による試験免除は翌々年度末の試験まで有効とのこと。

 

私にはあと2年(計6回の試験)の期間があるので、じっくりと腰を据えて、2年の間に2級に合格したいと思っています。

細かいことが覚えきれないし、税金のことや相続のことも本当に理解しているとは言えないけれど、試験に慣れてきたと思うので、次回はもうちょっとがんばりたいと思います。

 

映画『香川1区』

前作(『なぜ君は総理大臣になれないのか』)に続いて、今回の映画も鑑賞しました。

 

主役は同じ衆議院議員小川淳也さんなんだけど、今作は前作とはちょっと異なる視点で描かれていました。前作は、あくまでも小川淳也さん個人を追ったドキュメンタリーだったけど、今作はライバルである平井卓也氏との対比が目立つ内容でした。

 

対照的な2陣営の選挙活動の様子が描かれていて、156分という長編ドキュメンタリーでしたが、長さを感じずに最後までしっかりと楽しく見届けることができました。

 

昭和のお父さんと平成のお父さんの戦い!

 

というのが映画を見終わった率直な感想です。

 

小川淳也さんの選挙事務所にはさまざまな人が集い、なんとなくカラフル。奥さんや娘さんと一緒に、それ以外のメンバーともコミュニケーションをとりながら、みんなで一丸となって選挙に向かう様子がとっても自然。普段の小川淳也さんそのままが映し出されているように見えました。

 

それと対する平井卓也氏の選挙には、黒っぽいスーツ姿の男性が多数。蛍光色のジャンパーを着込んだ運動員の人もいるけど、みんな決められた服装で参加しているので、カラフルな色には見えるけど、全体から見るとみんないかにも動員っぽい感じが否めません。選挙活動には家族の姿はなく、どこかからの指示で動く人達が指示通りに行動しているようで、脱線はないけど驚きもなく、淡々と仕事をこなすプロの集まりという感じに見えました。

 

多分これが日本における普通の選挙活動なんだと思います。

 

選挙活動としてどちらがいいのか、私にはわからないけど、映画になって観客として見ると、断然小川淳也さんの選挙事務所の方が楽しそう。関わりたいなと思うのは、やっぱり小川淳也さんの方ではないでしょうか。

 

今回の映画の中では、彼の政策とか政治に対する考え方とかはあまり語られなかったけど、小川淳也さんの人を巻き込むパワーはすごいなと、前回に続きその点に感嘆しました。それって、政治家にとって、ものすごく大事なことだと私は思います。

 

自分の信念のもと、自ら進んで行動して、人を巻き込んで、世の中を動かすパワーを小川淳也さんから改めて感じました。

 

何か信念があるなら、とりあえずできることからやってみてもいいんじゃないかなってこの映画を見て思いました。自分がちょっと行動することで新しいつながりができて、物事が動いていく。それが政治の原点なのかもしれません。だから、政治ってそんなに遠い世界の話ではないんだなってことがわかりました。

 

岸田首相も『聞く力』を前面に出しているので、自民党の議員さんもコミュニケーションが大事だということは、わかっているはず。昭和の親父的な「俺についてこい」型から平成のパパ的な「話し合ってみよう」型へ親も(もちろん母親も)議員さんも変わっていかないと時代遅れになっちゃうんだなぁと改めて思いました。

 

時代は変化している!

 

そのことを映画を見る私達にはっきりと突きつけたのがこの映画だと思いました。

 

前作(『なぜ君は総理大臣になれないのか』)を見ていないと言っていた平井卓也さんも是非この映画を見て、変わらなきゃいけない部分もあるんじゃないかなってに気付いてほしいなと思います。と同時に、私自身も時代に合わせて変わらなきゃいけないんだってことを肝に銘じていきたいなと思います。

 

そして大事なのは行動すること。

どんなことでもいいので、やってみよう。そうすれば新しい世界が開かれるはず。

 

suho3.hatenablog.com

夫とランチする

夫とはあんまり仲が良い方ではないんだけど、最近ときどき、外で一緒にごはんを食べたりします。

 

料理を待つ間、夫の話を一方的に聞かされることが多くて会話もたいして弾まない。

時々私の話をするけど、真剣に聞いてくれない気がして、なんだか私は話すのが面倒になる。

 

そして、夫が選択する店は、いつもなんだかイマイチな感じがする。

 

それでも何かしら発見があるから不思議。

 

この前、他のご夫婦も私達とそれほど変わらないんだなってことに気が付きました。

つまんない夫婦って私達だけだって思ってたから、私にとっては、それはすごい発見。

 

夫と一緒にランチした店では、隣の席と距離が近くて、たまたま私達の両側に夫婦二組が座っていて、聞くことなしに隣の人たちの会話が耳に入ってきて気がつきました。

夫婦って大したことしゃべってないってことに。

 

私の右側に座った夫婦(50代後半くらい)は、奥さんがだんなさんに簡単に確認して注文した後は、二人でそれぞれ雑誌見たりスマホ見たりして、一切会話なし。

左側のちょっと若いカップル(30代前半くらい)は、奥さんがひたすら愚痴をこぼしていて、だんなさんはうなずきながら、方向転換しようとするも失敗、の繰り返し。

 

私達と大差ない。

そのことに気付けたのは幸いでした。

夫婦ってみんなもっと楽しそうって思ってたから。

勝手に理想の夫婦像と比べてフラストレーション溜めてた私。

バカみたい。

 

おいしいものを誰かと一緒に食べること。それだけでいいのかもしれません。

面白いこと話せたらもっといいけど、そんなのなくったって、結構楽しい外での食事。

 

店の選択を自分ですれば、なおよい! でしょう。

 

 

 

 

開店時間を体験する

実家の近所のスーパー

開店時間が午前9時だと思って行ったら、まだ閉まってた。

その日の開店は午前9時半。

スマホで時刻をチェックすると、店に着いたのは午前9時26分。

 

男性が一人開店待ちしていたので、その人からちょっと離れた所でスマホを見ながら待機することにしました。

ガラス越しに店内を覗いてみると、店員さんは野菜の品出しで忙しそう。

 

開店時刻の少し前に、エプロンを着けた女性のパートさんらしき人が三人、入り口の方にやってきて、ショッピングカートにかごを載せて、持ち手を入口側に向けて並べ始めました。入ってきた人が、そのままカートを利用できるように置いてくれてる!

 

ビックリしてたら、自動ドアが開き、「いらっしゃいませ」の大きな声。

深々とお辞儀されました。

私より前に待っていた人の後から店内に入ったら、店員さんが私にかごを手渡ししてくれました!

 

スーパーでこんなに親切にされたのって初めてかも。

なんだか得した気分。

野菜も鮮魚も精肉もすごくきれいに並んでます!

 

開店時間まで待つのはちょっとツライけど、楽しいひとときが味わえました❤

次はデパートの開店時間を体験してみよう!

映画『<主婦>の学校』

アイスランドにある男女共学の主婦の学校の1年を追ったドキュメンタリー。

映画というよりテレビのドキュメンタリー番組を見ているような78分間でした。

 

撮影期間中は男性の生徒はおらず、20代の若い女性達が寮で生活しながら裁縫や料理やテーブルセッティングや織物などを学ぶ姿がとても楽しそうでした。卒業生の男性が言ってた通り、この学校にいる間はとても穏やかに時間が過ぎてゆく~のです。そんな生徒の姿を見ている私もなんとなくほんわかした気持ちになりました。

 

もしかしたら穏やかな気持ちでいることが主婦の一番大切なことなのかもしれません。

 

上手いとか下手とか関係ないんです。

 

刺繍したり、編み物したり、いろいろ手仕事をするけど、作ったものは作品ではないから評価なんて必要ないし、自分で作ったものを自分で使って、穴があいたらまた補修して使う。その繰り返し。たぶん、それが主婦。不器用でも段取りが悪くても、それはそれで構わない。それが生活するということ。

 

主婦の仕事って自分でいろいろ工夫できて、それをすると日々の生活も豊かになって、節約もできて、楽しさに溢れているんだなぁって思いました。

 

主婦って楽しい!

そして主婦って奥が深い!

 

不景気になると入学希望者が増えるという校長の話も興味深かったです。

 

日本にもこんな学校があったら素敵。

でも、なんでも道になってしまって、効率も求められる日本で、穏やかな時間を1年間共有するのは難しいかもしれません。

ある程度年齢を重ねた世代向けに、主婦のゆる~い学校があったら行ってみたいな。

 

 

月に一度は新しいお店に行ってみる

ランチのお店でも

気になった雑貨店でも

入るのにちょっと勇気が必要な古本屋でも

 

月に一度は、今まで行ったことのないお店に行くことにしました。

 

そうすると、発見があります。

 

あんまり美味しくないランチが出てきたとしても、

完食すれば達成感が味わえる。

 

飲食店以外なら、買わなくてもOK !

(店の人にとってはOKじゃないかもしれませんが・・・)

その空間に入ってみることが大事。

 

ときどき、なんだか落ち着けて、また来たくなるお店に出会えたり、

思いがけず、美味しいランチを食べられたり、

お店の人と何気ない会話ができたりします。

 

逆に、場違いな所に来てしまったと感じてしまうこともあります。

 

でも、場違いな所に私の欲しいものがそっと置かれていたり、

すごく落ち着く場所なのに、買いたい物がなかったりして

おもしろいです。

 

この前おそば屋さんに入ったら、席が結構埋まっていて

「相席お願いします」

と大きなテーブルに案内されました。

4人掛けのテーブルに先客の奥様が一人。対角に座って私はその日のランチを注文しました。

 

相席の奥様を気付かれないように観察すると、かばんも財布もスマホケースも全てヴィトン。髪も爪もきれいにお手入れされていて、雰囲気のある奥様です。

先に注文されていたので、私のところにランチが運ばれてくる前に食べ終わって、席を立ちました。

「お先に失礼します❤」

小さな声だったので、初めは何を言われたのかわからなかったのですが、

挨拶してくれたとわかり、慌てて

「失礼します」

と返しました。

この返答で正解だったのでしょうか?

正解かどうかはわかりませんが、挨拶されて嬉しくなりました。

 

レジでは、お店の方がその奥様に「いつもありがとうございます」

と声を掛けていたので、常連さんかも?

なんだか素敵!

 

その後私のランチが運ばれてきたときには

「相席ありがとうございます」

と店員さんからの優しい声掛け。

 

むしろ楽しかったです! とは言わずに笑顔でお返し。

 

師走のそば屋さん。

ちょっとした声かけで幸せな気持になりますね。

 

 

映画『ボストン市庁舎』

フレデリック・ワイズマン監督の超長編映画を見に行きました。

入場券を購入するときに保険証を見せたら『市役所割』で当日2800円のところ、2200円で鑑賞できました。市役所や県庁で働いている人は『市役所割』が利用できます。

 

今回の『ボストン市庁舎』は、上映時間が274分。4時間34分の映画です。

間に10分のトイレ休憩がありますが、ほぼ座りっぱなし。映画館の椅子が以前より座り心地がよくなっているとはいえ、やっぱり疲れました。その疲れは、すぐには出ず、その二日後に乗り物に乗って移動したときに急に腰痛として出て来ました。トホホホホ。

 

前作の『ニューヨーク公共図書館~エクス・リブリス』が3時間25分だったので、それより1時間以上長い映画です。前作が面白かったので、前のめりで見に行ったけど、4時間越えの上映時間はさすがに長いと思いました。見ることに疲れました。もうしばらくの間は、映画を見なくてもいいかなと思いました。

 

suho3.hatenablog.com

 

『ニューヨーク公共図書館』を見たときは上映の前半部分で睡魔に襲われて、途切れ途切れにしか見てなかったのですが、今回は、バッチリ一睡もせず、休憩前も休憩後も全てをしっかりと見届けました。前回のリベンジということでがんばっていた私とは裏腹に、隣に座っていた人は、前半の中盤から後半にかけて、と後半の前半から中盤にかけては睡魔に負けてました。小さなイビキが聞こえてきたから・・・。眠くなる気持ちがわかるのでそれほど気になりませんでした。その人は休憩時間には真っ先に外に飛び出していったので、寝ているようで実は意識はあったのかもしれません。うたた寝しながら映画を鑑賞できるのもこの映画のいいところの一つ。だけど寝言にはご用心!周りは知らない人達ばかり、とはいえ、ちょっと恥ずかしい気持ちになります。

 

『ボストン市庁舎』は、ボストンの市の仕事をそのまま撮影したもの。市長さんが苦労人かつ民主的な思想の持ち主なので、市長さんのスピーチや市長さんが出席する会議の様子がたくさん出てきます。そのほか、いろいろな場所で市政に関するいろいろなことが話し合われている様子も映し出されます。時には住民を交えて真剣な意見交換が行われ、市という組織は市民のためにあるものなんだなと当たり前のことを改めて感じる流れになっています。

 

この映画の中で意識されているのは、やっぱりトランプ大統領(当時)。彼の政治姿勢の対極の政治が描かれています。だけど市民の声を聞く市政というのは、手間も時間も必要だから、とにかく大変。人って公共のために、公共の場で発言するときは、自然と自分勝手なことは言わず、あるべき方向にみんなの意見が集約していくものなんですね。これだという結論みたいなものに辿り着くまでのあれこれこそが大事なんだと思いました。結果が決まっていたとしても、あるべき結果が見えているとしても、市民が集まって話をして、人の意見も聞いて、問題を明らかにして、問題解決に向けて考えることこそが民主主義なんだと実感しました。

 

私も市役所で働いているので、参考になるかなぁと思って見に行ったのですが、市役所で働く人にとって一番大事なことは聞くことなんだと感じました。これが簡単なことのようで案外難しいことなんです。自分の目の前にいる人が自分と同じような考え方をする人ばかりではないので、相手のことを考えつつ、自分の勝手な解釈を排除しつつ、相手が何を伝えようとしていて、何を求めていて、相手の話がどのように私達の仕事に関わっていて、どうすれば解決できるのか、そういうことを考えながら話を聞いて、答えられることはていねいに適切に答える。市役所の仕事ってそういうことの積み重ねなんだって思いました。

 

何年か市役所で働いていると、短時間雇用の職員でも組織の論理に染まってくるし、自分なりの経験が相手の話を真摯に聞くことを妨げることもある。初心に帰って仕事に向き合わないといけないなぁと思いました。映画になって映し出されるとかっこよく見えるけど、市役所の業務は日本もボストンも一緒なんだ!というのは嬉しい発見でした。ただ、公共の場で、大勢の人々の前でしっかりと自分の意見を表明するボストン市民の姿は、日本人のそれとはすこし違っているようにも見えました。投票だけじゃなく、そういう市民の姿勢がアメリカの民主主義を支えているのかもしれません。

 

今回の映画鑑賞での体験を一言で表すと

「疲れるほど見ることで聞くことの大切さを知る」

ということになるかな?

 

とにかく全編を見るだけで達成感が味わえる映画でした。