スーホの日記

これからの人生のために!

介護予防体操

母と一緒に自治体が毎週開催している介護予防体操の教室に行ってきました。

 

母は三ヶ月前にこの教室に申し込んで、一人で参加していたのですが、「もう辞めようかな・・・」と言って行くのを渋るようになったので、なかば無理矢理娘の私も同行してみることにしました。

 

会場に入ったら、事前連絡なしの私も参加OKと言ってもらえ、見学から体験に変更。

45分間の体操をみなさんと一緒に体験することになりました。

 

この日の参加者は7人。先生は4人。無料で参加できる教室であることを考えると、なんともぜいたくな構成です。広めの教室には、人数分の椅子が適度な間隔で並んでいました。

 

先生のあいさつと行事の告知のあと体操開始。

先生の動きを見ながらみんなで一緒に身体を動かします。はじめは椅子に座って簡単な動きから。20分ごとに休憩があって水分補給。休憩後にお手本の先生が交代します。2回の休憩後、最後は立って(希望者のみ)音楽に合わせて全身運動。先生以外の人が見守ってくださる中、安心してのびのびと体操をすることができました。真剣に取り組んだので、かなり疲れました。ストレッチ的な要素の多い運動ですが、普段使っていない筋肉を使ったからか、翌日は軽い筋肉痛になりました。参加者がいて、先生がいるから45分間もがんばって体操できるんだとわかりました。

一人では、こんなにがんばれません。

 

体操の後は、先生に挨拶をして各自バラバラに帰ります。

参加者同士で親しくなるわけでもなく、サラリとしているのがこの教室の特徴。毎週同じ体操をしているようなので、三ヶ月も通うと飽きてしまうのかもしれません。身体にいいのは、体験して実感できたけど、それだけでは続ける理由にならないのかもしれません。母が「辞めようかな・・・」と言うのも分かる気がしました。

 

4名の先生達は、いきいきとして楽しそうでした。58歳の私と同じかそれ以上、多分60,70代の方々なのかなぁとお見受けしました。生徒で参加するより、先生として取り組んだ方が長続きしそうです。とっても優しくて、穏やかな先生達だったので、私もこの仲間に入りたいなぁと思いました。母に聞くとほぼボランティアで介護予防体操の先生をやっているらしいとのこと。毎週、いろいろな会場で体操をしているらしく、忙しいみたい。大変だなぁ、体力持つのかなぁと感心してしまいました。

 

先生達は、仲間がいるからがんばれるのかな。

母にも、一緒に体操に取り組めて、体操の後は、ちょっとおしゃべりができる仲間がいれば、楽しく続けられるのになぁ。だけどコロナ渦だから、交流も難しいみたい。母は、自分から人に声をかけるタイプではないので、友だち作りも簡単ではありません。

 

辞めるか続けるか、母はまだ決めかねてるみたいだけど、自由に休めると聞いたので、しばらくは、気が向いたときに参加すればいいのかな、と思いました。

 

母のおかげで、こういう場があることを知ることができたのが、今回の私の大きな収穫。探せば身のまわりにいろいろな機会が転がっていることがわかって面白かったです。いろいろな機会をキャッチするのは、自分の積極性にかかっているのだなと思いました。

 

今回は母のために、母と一緒にだったから、いきなりで無理矢理な行動を選択できたけど、自分のことだったとしたら、とりあえず行動する勇気が持てたかな?とりあえず行動する勇気を持って生きた方が得るものは多い!と気付いた介護予防体操体験でした。