寂聴さんから 輝き続ける秘訣を学ぶ
NHKの特集番組の再放送を観ました。
ザ・プレミアム『いのちよみがえるとき 完全密着 瀬戸内寂聴』です。
初回放送が2016年の番組で、寂聴さんが93歳頃の日々の様子を寂庵などで密着取材して制作した番組です。高齢で、病を得て、老いているのだけれど、寂聴さんは朗らかに暮らしていて、時に原稿の執筆や法話を行う活動的な姿を見ていると、私ももっとがんばらないといけないなぁと自然に気合いが入りました。
番組の中でご本人が語られる人生はヘビーで波瀾万丈でたいへん興味深いのですが、私がこの番組で注目したのは、寂聴さんの生きる姿勢と生活の仕方の方でした。テレビ画面の中の日常生活には、長生きの秘訣、長く元気に生き生きと生活するコツがたくさん映し出されていたと思います。それらを私なりにまとめてみるとこんな感じです。↓
1)生産すること(寂聴さんの場合は書くこと)にこだわる
2)周りにたくさんの人がいる
3)自分をそのまま表現する
4)肉を食べる(しゃぶしゃぶ、すき焼き、焼き肉)
5)お酒も飲む
6)たくさんしゃべる
7)周りの人を楽しませる気持ちを忘れない
8)人の話をよく聞く
9)受け入れるべき事は受け入れる
10)豊穣な自分(我がいっぱい)
11)必要があればすぐにどこにでも行こうとする
12) 頼まれたことを簡単に断らない
13)周りの人の小さな変化に気付く
14)筋トレ
15)自分の歯?で食べる
16)定期的に公の場に出る
17)信仰がある
18) 若い人との交流
19)こうすべき! という縛りがない
20)相手を認めて自分も認める
21) 笑顔
こうやって書き出してみると、自分の心掛け次第で私にも簡単にできることがいっぱいあることに気がつきます。
これらのことを今すぐ実践すれば生涯現役で、かつ長生きもできるんじゃないかしら?
寂聴さんは出家しているお坊さんだけど、いい人いい人していない所が最大の魅力。
そのまんまの自分を常にさらけ出して生きているから、何を言っても嫌味に聞こえないのかな。そんな所も勉強になりました。
この番組の取材中に寂聴さんが執筆していた本も今度読んでみるつもり。
最初は老と病について書くはずが、『いのち』という小説になったようです。
自伝的な小説らしいので、この本にも長生きの秘訣が隠れているんじゃないかしら?
やっぱり、自分の思う通りに生きることが大事なんだと改めて思います。
だけど、自分を貫こうとすると、どこかで何かを捨てなければならないのかもしれません。それを体現したのが寂聴さんの人生。自分で決めて自分で行動しているから、恩着せがましくも押しつけがましくもないし、恨み言や愚痴もこぼさない。スッキリ生きるためには、結局のところ、自分のやりたいようにやるしかないってことですね。