スーホの日記

これからの人生のために!

お金!

離れて暮らしている母と電話で話してたら最後に「お父さん、弱ってる」って一言。昔、義母からも同じような言葉を聞いた記憶が蘇りました。「じいちゃん、弱ってる」って義母が夫に言ったことがあったんです。義父はその頃ガンを患っていて、それから1,2年後に80歳で亡くなりました。

 

あのときは他人事のような冷たい響きに聞こえて、義母はお義父さんのこと恨んでるんだなぁと思ったけど、そういうマイナス面ばかりではなかったかもしれません。母が同じようなことを言うのを聞いてそう思いました。

 

定職につかずお金の苦労ばかりさせられた義父に対していつも恨み言をこぼしていた義母。家事など身のまわりのことは何にもしないのにあれこれ指図ばかりする父のことを嫌っている母。二組の夫婦の関係を幸福ではない夫婦と見ている私に「お父さん、弱ってる」の言葉が私に最初に突きつけたのは、母や義母の恨みや怒りの感情だったけど、その裏には一言では言い表すことができない複雑な感情が隠されていたのかもしれないと考えるようになりました。

 

母や義母自身が自分では何にもできない悔しさとか、こうなるとわかっていて何もしてこなかった自分に対する落胆とか、弱っていく夫を間近で見ていることの不安とか、いろいろなことを含めての言葉だったのかもしれません。

 

75歳を過ぎて、自分のことだけで精一杯なのに夫のことまでは手が回らないのは仕方のないこと。助けてとは言えないけれど、ちょっとしたシグナルを身内に対して発する言葉が「お父さん弱ってる」なのかな。

 

私も年を取ったら同じような言葉を子ども達に言うようになるような気がして、そんなことを考えるようになった自分にびっくりしました。

 

そう思ったとき、逃げ道のない、なんだか重苦しいものを感じました。老いることへの不安と言ってもいいのかな。その不安がこの先のお金の不安と結びついて、どんどん自分の中で大きくなっています。

 

少ない貯金、非正規の不安定な仕事、義母の介護施設の費用負担、住宅ローンの支払いなどなど、今まで放置してきたお金が関わる大きな問題が自分の前に現れて行く手を阻む感じ。自分が年をとったときに、自分のことを自分でなんとかすることが今のままではできないことに気がつきました。今のうちにできることはしておかないと。

 

お金!

 

そのために大事なのは、やっぱりお金です。

目の前にある問題を解決するにはお金が必要。

老後を穏やかに自由に過ごすためにもお金が必要。

どうやってその資金を蓄えていくか。

この問題に真剣に取り組まなければなりません。

 

せめて、自分のことは自分で決められるだけのお金と意思と自由だけは持っていたい。それがないと私も母や義母と同じ道をたどることになる。

 

お金を貯めよう。

お金についてもっと知ろう。