スーホの日記

これからの人生のために!

ショップの魅力

バーゲンの時だけ行くショップがあって、この前買い物に立ち寄ったら、顔なじみの店員さんがいなくなってた。

 

あれれ? 

 

と思いながら気に入ったパンツを手にウロウロしてたけど、誰も声を掛けてくれず、こちらから、

 

すみません・・・

試着したいです!

 

と店員さんに声を掛けてみた。

試着室が空いてるのは密かに確認済み、なのですぐに案内してもらえました。が、

入った試着室はなんとなく寂しい雰囲気で、鏡に映る自分の姿も曇って見える。

試着室で何着か試着してたら、以前なら絶対に「いかがですか?」とかかるはずの声もなく、ゆっくり着替えてあれこれ悩むことができたのはよかったけど、それもまた寂しい感じ。

 

試着室をでると「お疲れ様です」と声を掛けてくれたけど、(いいんじゃないですか?)っていう店員さんの冷めた感じに少しうろたえる。

自分が似合ってるって思ったときに「お似合いですよ」と言ってもらえて、購入する勇気をもらえるものと思ってたけど、今回は、買いたいんだったら自分で決断してね!っていう雰囲気を感じて戸惑いました。それが普通の対応なのかな。

 

バーゲンの時にしか行かないショップだけど、いつのまにか店員さんを頼りにしていて、店員さんと共に歩んできた自分のファッションの歴史ができあがってた。そういえば、もう10年以上のお付き合いになるなぁとシミジミするのでした。

 

改めて洋服のショップは商品とブランドだけじゃなく、店員さんも一体となってお客さんに訴えるものなんだなって思いました。若かったら、店員さんにうるさくつきまとわれるより、一人で潔く決めたいって思うかもしれないけど、50代を過ぎるとせっかく買うのだから色々な洋服に関する情報も聞きたいし、信頼できる人からの信頼できるアドバイスなら積極的に聞いてみたいと思うんだよね。

 

そういえば、以前の店員さんはサイズや色とかを決めるときに一緒に悩んでくれて、「どんな色のお洋服をお持ちですか?」とか「どんな靴に合わせたいですか?」とか考えるヒントをいくつか出してくれて、かつ押しつけがましくないプッシュをしてもらってたので、こちらとしても考えた上での決断ができたと思います。

 

店員さんにとっては、面倒な時間かもしれないけど、私にとっては、いろいろなものを試着してどうしようかな?って悩む時間が必要なんです。

 

今回は結局、2本の紺色のパンツを購入することに決定。

レジで会計の時に教えてもらったんだけど、4月にショップの運営者が変わったんだって。だから、店員さんも総入れ替えになったみたい。なので、今まで関わってた店員さんとはこのお店ではもう会えないみたい。

 

さみしい・・・

 

たかが、年に数回しか行かないショップなのに、

かけがえのない場所を失ってしまった心持ち。

また、そういう場所を新たにみつけないといけないのかな。

でも、そんなにたくさん洋服を毎年買うわけではないので、お得意様にはなりえないから、あんな風にやさしくていねいに関わってもらえるショップにはもう巡り会えないような気がしてしまう。

 

さみしい・・・

 

家に帰ってクローゼットを見たら同じような紺色のパンツがいっぱいあった。

 

しまった、茶色にすればよかった・・・

 

と後悔しても遅い。

バーゲン品は返品・交換できませんっていう紙が袋の中に入ってた。

 

同じような色、同じようなスタイルが並んだ自分のワードローブを見て、本当ならここからイメージチェンジしようかなと思うはずなんだけど、これが私のスタイルなんだなぁって逆に納得しちゃった。しばらくは、このままのスタイルでこのままの私でいきましょう。

 

私が今まで買った服は私の財産。

大事に長く使います。

私にとってワードローブとは長い年月をかけて作っていくものだったのだ。

 

バーゲンで洋服を買う私のワードローブが紺色中心なのは、黒のパンツってすぐに売れちゃうからなのかな?

黒のパンツが欲しいならバーゲン前に買え!ってことなのかな?