永井愛の戯曲 『こんにちは、母さん』 を読みました。
なんかもう、衝撃で。
軽妙なセリフがバンバン出てきてすごいなって。
映画はストーリーで語られるけど、演劇はセリフで表現するものなんですね。
戯曲って詩的と思う。
セリフには本心、ウソ、思い込み、ごまかし、てらいなどいろんなものが含まれてると思うけど、この本を読み終わった後、セリフの全てが本当、その人の本当なんだって思った。だから、登場人物の人生が大きく動いてもびっくりしなかった。
だって、人生が動く時って本当の自分と向き合う時だから。
逆に言えば、本当のことを言っていると人生が動き出すってことなのかな。