モラルハラスメント
ゴールデンウィークに一人で帰省してました。
家に帰って来ると玄関の外にゴミが積まれていて、その中に夫の弁当箱がありました。
なぜ捨てる?
仕事を終え帰宅した夫に
「外のゴミの中に弁当箱があったよ。なんで?」 と聞いたら
「知らない」 って
「自分以外に誰が置くの?」
「知らないって言っただろ」
「弁当箱捨てられたのかと思った」
「本当に知らないんだから俺を責めるな」
「・・・・・」
今まで、何度もこういうやり取りを繰り返してきたように思います。
その度に 言い方が悪かったかなぁ
責めてるように聞こえたかなぁ
気をつけよう
と反省してました。
今回も夫の帰宅後すぐに聞いたのは失敗だったかなと少し思いました。
でも、もう反省しないことにしました。
私も自分を大事にしないといけないので。
夫の言動がモラルハラスメントなのかどうかわかりませんが
マリー=フランス・イルゴイエンヌの 『モラル・ハラスメント』 という本を読んだら加害者の心は空虚と書いてありました。
空虚で人に対する羨望の気持ちが強いので "自分" を持っている人を攻撃してしまう、それがモラルハラスメントの加害者の心の仕組みだと。
他人は関係ないんだね。自分の人生をきちんと歩けるように、自分に注目。
今までそういうのってわがままだと思ってた。だけど、人をうらやむくらいならわがままの方が害はないとイルゴイエンヌが教えてくれた。
この本の終章ではモラルハラスメントは夫婦や家族、企業の枠を越えて大きく広がっていると書かれています。モラルハラスメントは他人に対して優位に立とうとする権力の問題だと。
個人的なモラルハラスメントの背景にはより一般的な問題がある。私たちはその問題について考えてみなければならない。すなわち、どうやったら個人が互いに尊重できる社会をつくることができるのか? 社会はどこまでモラル・ハラスメントを許してよいのか? そういった問題である。(P.316)
個人が互いに尊重できる社会。
個人が互いに尊重できる家庭。
個人が互いに尊重できる会社。
私が求めているのはそれだけです。
あとから夫が
「本当に知らなかったんだ、わざとじゃないんだ。」
と言ってきました。
謝ってないところが腹立たしいですが、とりあえず終結です。